26歳のときに会社が急に倒産しました。
貯蓄も少なかったので、困っていたところ、かつての上司から新しい会社への就職を斡旋して頂きました。
上司からの斡旋でしたので、給与の支払い額について、新しい会社との交渉が気まずく、出来なかったのですが、これが災いしました。
旅行会社での仕事でしたが、スキー旅行がメインの会社であったため、毎日、終電までの時間が労働時間でした。
仕事が深夜に及ぶことになることは事前に了解していたので、独り暮らしを会社に近い場所に設けることにしたのですが、常識の範囲内で手取り18万円はあるものと解釈していました。
しかし、新しい会社の給与は手取り額12万円代でした。
会社に新規雇用された段階ではアルバイト待遇でしたので、2~3ヶ月は収入が少ないことにはあまり気にしていなかったのですが、仕事の担当や配属が決まってから正社員扱いになり、初めて給与の低さに気付いたのです。
仕方なく会社側にも交渉したのですが、収入額の変更には応じてもらえませんでした。
途中で辞めるにも就職活動できる貯金も就職先の宛てもなかったので、仕方なく、貯金を切り崩していくことになりました。